稲沢では珍しい鎌倉時代前期の「木造阿弥陀如来坐像」を安置しています。
つり上がったまなじりと張りのある面相に、鎌倉時代の様式が感じられます。
毘沙門天は多聞大とも呼ばれ、受験合格、必勝祈願、健康安全、商売繁盛、厄除け析願、工事安全など各種の災障消除と悩み事を聞いてくださる神様とされています。
特に金銀財宝を守護し、お金を授けてくださる神様です。
また本尊のほか聖徳太子を祀っているのも珍しいお寺です。
亀翁寺の創建は遠く南北朝時代と言われています。曹洞宗の尼僧寺です。
ここに安置されている「木造虚空蔵菩薩坐像」は、南北朝時代の寄木造で重要文化財に指定されており、大変美しい姿をしていますが、25年に1度しか拝むことができません。
次に拝むことができるのは2019年です。
矢合地区は、古くから萩園と呼ばれ、萩の名所として知られていました。
室町時代に円光禅寺を開いた滅宗宗興和尚も、その美しさにひかれ慈しんだといいます。
七福神の中で唯一の女神、弁財天は水を神格化し、八臂のお姿であらゆる財宝、すばらしい智慧を授けるとされています。
「禍い転じて福となす」の言葉のごとく霊験あらたかと言われております。
江戸時代から庶民に広く信仰される「十一面観音像」は、さまざまな病やケガの治癒に御利益があるといわれ、毎月18日の縁日の日ともなると、大勢の参拝者で賑わいます。
また、万病に効くと言われる井戸水をペットポトルなどに入れて持ち帰り、患部に塗ったり、飲んだりしています。