約700年の歴史を持つ国分寺。本尊は薬師如来が祀られています。
本尊の子安延命地蔵尊は、1300年前に行基菩薩の真作、日本三体地蔵の一つで、安産や病気平癒、学業成就などの霊験あらたかなお地蔵さんとして、参拝者が絶えません。
また円空の彫った釈尊像、尾張七福神に数えられた大黒天は、本尊の霊示により現れ、霊威拡大にして多くの奇跡をあらわした大黒さんとして親しまれています。
矢合地区は、古くから萩園と呼ばれ、萩の名所として知られていました。
室町時代に円光禅寺を開いた滅宗宗興和尚も、その美しさにひかれ慈しんだといいます。
毘沙門天は多聞大とも呼ばれ、受験合格、必勝祈願、健康安全、商売繁盛、厄除け析願、工事安全など各種の災障消除と悩み事を聞いてくださる神様とされています。
特に金銀財宝を守護し、お金を授けてくださる神様です。
また本尊のほか聖徳太子を祀っているのも珍しいお寺です。
稲沢では珍しい鎌倉時代前期の「木造阿弥陀如来坐像」を安置しています。
つり上がったまなじりと張りのある面相に、鎌倉時代の様式が感じられます。
"ぼたん寺"で知られている稲沢市長野の萬徳寺。
萬徳寺は、768年に称徳天皇の命により、慈眼上人が創建した古刹で、境内には重要文化財である多宝塔、鎮守堂等の堂宇があります。
境内一円に植栽されている約700本の各種"ぼたん"は、例年4月下旬に一斉に咲き揃います。参観者はその見事さに感嘆し、優雅なひとときを過ごします。