刈萱堂は長命長寿の寺、長命山として信仰され、福寿円満長寿の神として寿老人をお祀りしています。
「石童丸絵解きの寺」としても知られており、「ポケ除け観世音」「成人病予防」「交通安全」の霊験あらたかな観音様や、霊水「長命水」も有名です。
矢合地区は、古くから萩園と呼ばれ、萩の名所として知られていました。
室町時代に円光禅寺を開いた滅宗宗興和尚も、その美しさにひかれ慈しんだといいます。
江戸時代から庶民に広く信仰される「十一面観音像」は、さまざまな病やケガの治癒に御利益があるといわれ、毎月18日の縁日の日ともなると、大勢の参拝者で賑わいます。
また、万病に効くと言われる井戸水をペットポトルなどに入れて持ち帰り、患部に塗ったり、飲んだりしています。
本尊の子安延命地蔵尊は、1300年前に行基菩薩の真作、日本三体地蔵の一つで、安産や病気平癒、学業成就などの霊験あらたかなお地蔵さんとして、参拝者が絶えません。
また円空の彫った釈尊像、尾張七福神に数えられた大黒天は、本尊の霊示により現れ、霊威拡大にして多くの奇跡をあらわした大黒さんとして親しまれています。
亀翁寺の創建は遠く南北朝時代と言われています。曹洞宗の尼僧寺です。
ここに安置されている「木造虚空蔵菩薩坐像」は、南北朝時代の寄木造で重要文化財に指定されており、大変美しい姿をしていますが、25年に1度しか拝むことができません。
次に拝むことができるのは2019年です。
七福神の中で唯一の女神、弁財天は水を神格化し、八臂のお姿であらゆる財宝、すばらしい智慧を授けるとされています。
「禍い転じて福となす」の言葉のごとく霊験あらたかと言われております。